時々、仕事で、2種類の「あー、もったいない」と思う人に出会うことがあります。
一つは、
すごく自信満々な態度なのに、それほど実力がない人。
もう一つは、
すごくおどおどしているのに、本当は実力がある人。
例えるなら、
前者は、豪華な箱を開けたら駄菓子が一つ入っていたようなもの。
後者は、粗末な箱を開けたら、老舗の高級和菓子の詰め合わせだったようなもの。
箱と中身のギャップに、思わずツッコミを入れたくなります。
兄弟順位で例えるなら、
前者は、第一子的、後者は、末子的。
あ、特徴をデフォルメして言っているだけですから、実際とは関係ありません。お間違いないように。
さて、こんな人は、どうしたらいいでしょう。
問題は、
箱(振る舞い、人への見せ方)と中身(実力)の差が生み出す残念感。
ということは、箱と中身を寄せればいいということになります。
つまり、
自信満々な態度で実力がない人は、とにかく実力を上げること。
そのためには、自分の傲慢さに気づかなくてはいけないのです。
自分が思っているほど実力がないと認識できなければ、努力したり、誰かのアドバイスを聴くことができません。
一度、負ける必要があるのです。
でも、もともと態度が大きい人は、実力さえつけば成功するのは簡単です。
逆の人は、箱(態度・見せ方)を実力に合わせることです。
そうしないと、そもそも仕事がもらえません。
そのためには、自分が責任やプレッシャーが嫌いなのだと気づかなくてはいけません。
このような方は、人は見た目より中身だと思っているフシもあります。
見た目、態度は、信頼感であり、仕事はそこから始まっていると認識しなくてはいけないのです。
確かに、ギャップは感動を生みます。
おどおどしている人が、本当は実力があるとき、大きな感動を生んだりするわけです。
これは、みなし児が、王子さまだったとわかるようなもの。
テクニックとしては有りですが、期待(プレッシャー)から逃げる、安易な方法になっていないか注意が必要です。
本当のプロは、振る舞い、見た目、求められる能力、それらをバランス良く養います。
仕事そのもので感動をつくることに挑戦するのがプロです。
どんな人も時間とともに、多少アンバランスが生じていきます。
自分を冷静に振り返る力、人からアドバイスを素直に聴き、それを活かす力、
そういった力をつくるには、フラクタル心理学がお役に立てます。
箱と中身にギャップがあるとトラブルが起きやすくなります。
大きな問題になる前に気づけるようになりたいですね!