先日、ZOOMでグループレッスンを受けたときのこと。
参加者の一人がZOOM操作に苦戦していました。
その度に、参加者全員がその方を待つことになります。
申し訳なさそうに「私がいじるとパソコンがいつも壊れるんです。機械類が必ず止まってしまうんです」と謝ります。そして、「できない。できない」と繰り返し言っていました。
「必ず止まってしまう」
これは呪いの成就の段階です。
最初は言い訳だったとしても、何度も繰り返し言っているうちにかなりの確率でパソコンが止まってしまうのです。
「ほら、やっぱり止まってしまった!」
う〜ん。証明できても、彼女にとっても周りの人にとっても、何のお得もありません。
コロナ自粛の影響で、一気にテレワークが進み、誰も彼もがZOOMを使うようになりました。
「できない、わからない」と呪いをかけ続けても、仕事や日常が不便になるだけです。
例え、ZOOMを覚えても、次々に新しいテクノロジーは生まれてきます。
どの年代だったとしても、テクノロジーは進歩し続け、その時に必要とされるものの位置づけも変化していくのが現実です。
その度に、「新しい挑戦はイヤ、今さら面倒くさい。できないのになんでやらなくちゃいけないの?」と心の中で抵抗しながら覚えるのはかなりストレス。
「やらされた感」は重い錨のようなもの。
テクノロジーの進歩は、本来人を苦しめるためにあるのではなく、効率よくやりたいことができるようになるためにあるはずです。
子どもの頃は、「できない」と言えば、お母さんがやってくれたり、先生が手取り足取り教えてくれたかもしれません。
だから、「できない」「わからない」はラクできる(愛されていると感じられる)魔法の言葉だったのです。
そのクセを持ったままだと、いちいちスムーズにいきません。
もう、「できない」理由はいらない!
新しいことを学ぶときは、「分かっている」未来の自分とつながることが大切。
そして、「わかる。できる」自分がお得なのだと子どもの自分に教えます。
「できる」は楽しい。
「わかる」はお得。
新しい挑戦が、変化(成長)をもたらしてくれます。
そして、変化(できなかったことができるようになること)こそ生きる目的なのです。
フラクタル心理学は本当に変わりたい人を救出できる心理学です。