何か出来事があったわけでもないのに、
なんとなく落ち込んだりすることはありませんか?
この、「なんとなく」というのがポイントなのですが、なんとなく不安だったり、なんとなく悲しくなったり。
そして、一日ブルーな感じ。
昔の私は、「なんとなく」落ち込んでいることがよくありました。
(前の日に、興奮する出来事があったりすると、特に顕著に)
「なぜ、落ち込むのだろう」
「これには意味があるのかしら」
意味がわからなければ、前に進めないような気がして、ヒプノセラピーなど受けにいったこともあります。
今ならよくわかるのですが、これって、感情の蛇口の締めが甘い状態なんです。
蛇口の締めが甘く、ポトポトと水が漏れている様子をイメージしてみてくださいね。
まあ、蛇口の管理が甘くなるのは、ぶっちゃけ怠慢だからなんですが、実は、ネガティブな少量の感情は甘美な味がするんですよ。
だから、感情を小出しにしたままなのです。
が、
大したことがない水漏れも、時間がたてば溜まっていきます。
(昔はそんなこと知らなかったなあ)
わずかな漏れを甘くみてはいけません。
ちょっとしたきっかけがあれば、大洪水が起きてしまうのです。
そうして、感情が優位に立ってしまうと、もう止まりません。
心身の病気にもつながるし、大切な人間関係を破壊してしまうことにもなります。
感情が溢れると、人生が前に進まなくなるのです。
脳科学では、感情は扁桃体(子ども脳)でつくられ、理性は前頭前野(大人脳)がつかさどるといいます。
理性と感情のバランスが取れているとき、適度に彩りもあって、人生はスムーズです。
大切なポイントは、コントロールするのは常に理性(大人脳)だということ。
子ども脳がコントロールを乗っ取ると、混乱します。
だから、大人脳がもっと活躍できる状態を意識的につくる必要があるんです。
睡眠不足や過度なストレスは大人脳にダメージを与えます。
女性は男性に比べ、思っている以上に感情を楽しんでいます。
感情が豊かであることは良いことだと思い込んでいるので、
コントロールを忘れがちなのです。
そして、一日中、テレビをボーッと見ている人のように、感情にエネルギーの大半を使ってしまうのです。
感情はアップダウンの波なので、上がれば下がるし、下がれば上がるだけです。
そこに「良い」だの「悪い」だの意味づけをして苦しんでいるのです。
感情を、大げさに重要視するのでもなく、もちろん、無視するのでもなく、とりあえず、一度、蛇口を固く締め直してみませんか。
フラクタル心理学には、その理論と方法があります。
女性が成功するためには、
「感情」を上手にコントロールする必要があると覚えておいてくださいね!