嫌な出来事があったら思い出してほしいことがあります。
それは、「すべてのことは、時間差で体験する」ということ。
思考が現実化します。つまり、こころが先、現象は後です。
ということは、ある程度思考の量がたまっているから体験するわけで、それはいつでも時間差があるということになります。
さて、頑張っているのに、嫌な出来事が起こったとします。
フラクタル心理学では、360度自分の思考とならいます。
すると、今度は自分を責め始めてしまう人がいるのです。
ああ、修正をこんなに頑張っているのに、やっぱり私がダメなの?
恥ずかしい。人に言えない。
どうして私ばかり。
ちょっと、待ってください!
問題は、この「責める」思考。
「責める」と「修正する」がごちゃごちゃになっているんです。
責めるのは、一元が理解できていないとき。
それほど二元の意識(被害者意識)は根強いのです。
今、体験していることは、シンプルに過去の思考です。時間差なんです。
その思考を、表層意識では手放したかもしれません。
深層意識にはまだ大量にあるのかもしれません。
やめたつもりでも無意識にやっているということもたくさんあります。
いずれにせよ、現実化のポイントは量なので、減らしている途中の思考も、増やしている途中の思考も、ある程度の量があるなら現象化する可能性がある、ということなのです。
気をつけなくてはいけないのは、嫌なことが起きたとき、責めたり、落ち込んだりすると、無限ループのように未来に持ち越されてしまうということです。
罪を憎んで人を憎まず。
まず、嫌な出来事があったら、「時間差」を思い出してください。
以前のあなたなら、その出来事をさらなるトラブルにしていたかもしれません。
だけど、すぐに気付けるようになったのです。
だから、責めるのは無駄な感情なんだと改めて認識してください。
(ちなみに、自分が責めなければ誰も責めません。周りは深層意識の影にすぎないので)
何かを失敗したときも同様です。いちいち自分を責めて立ち止まるより、すみやかに反省して、新しいやり方を試した方がずっといいのです。
シンプルに、その思考が必要かどうかを決めて、必要ないなら、さらに減らすだけ。
感情脳が騒ぎ出すのを黙認してはいけなかったのです。
もちろん、良い出来事も同様で、「◯◯が欲しい」と思っても、新しい思考ならば時間がかかるということ。
いちいち、感情的にならないこと。
過去を時間差で体験し、
その体験をフィードバックし、
未来を創造する。
このことを忘れないでくださいね。
つまり、現在の在り方が最も大切ということ。
自分を信頼し、すべては自分がつくっている(責めることなく)と潔く認め、そして、新しい未来を創造すると決意する。
この循環がすごーく、すごーく大切ということです。
ときには難しいと感じるときがあっても、未来の自分は、いつだって現在の自分に感謝しています。
(※嫌な出来事が起きたら、ひとを変える魔法をやってみましょう!)