TAW理論開発者 一色真宇先生の最新刊『心の進化の6つの階段』が出版されました。
私は常々、本って、著者が莫大な時間をかけた理解や研究を教えてくれる、優れた媒体だと思ってきました。
本書もまさにそうで、長年フラクタル心理学を教えている私でも、付箋やラインがつかないページがないほど深い言葉にあふれていて、かつ、今までで一番わかりやすい本でした。
細胞に染みわたります。
これは、一人でも多くの人に読んで欲しい。
特に、おすすめしたいのは以下の人です。
- 今、人生が苦しい人
- 社会で起こることに漠然とした不安を持っている人
- テレビやYou Tubeのいろいろな意見に振り回されてしまう人
- 悟りに興味があり、スピリチュアルや宗教にその答えを探したことがある人
- カウンセラーや講師、看護師、介護職など人を援助する仕事をしている人
- ぶれない自分をつくりたい人
- 新しい視点が欲しい人
- 世界の構造を知りたい人
- フラクタル心理学に興味がある人
TAW理論は2007年に完成しました。
理論の要諦は、「この世界は仮想現実である」に尽きます。
その仕組み(構造)を詳細に解き明かした理論です。
近頃、この世界は仮想現実の可能性があると科学者など様々な人が言っていますよね。
映画や小説でも多く取り上げられているテーマです。
でも、ストーリーとしては受け入れられても、100%自分の人生に適用できるかは、また別の問題。
映画や小説では、平凡な主人公が日々の生活に違和感を感じ始め、葛藤の末、作られた世界から脱出するという流れで描かれることが多いのですが、それは映画だから楽しめるのであって、実際に自分の人生もそうだと思っている人は少ないはずです。
私が教えているフラクタル心理学は、こころを成長させ、自分の望みを自分で叶えられるようにするためのさまざまな手法を学びます。すると、この世界が仮想現実であるというアイデアがすんなり受け入れられるようになるのです。
映画の主人公のように目覚められないのは、「感情」があるからです。
6つの段階は、6つのこころの進化であり、私達は、同じ空間にいながら、段階に応じた世界に住んでいます。これまでは皆、同じ現実を見ていると信じ込んでいました。というか、自分と同じように、こころを持った他人が何十億人いるという、そもそもの錯覚から抜け出せなかったのです。
フラクタル心理学は、自分が人生の主人公だったと思い出し、この仮想現実の世界を攻略するためのツールを学びます。
要は新しいゲームを始める前に、ゲームのルールをしっかり学びましょうということ。
本書では、人生を変えたいと望む南アフリカ人(ギアナ)と、開発者との対話を通して、このことを追体験しながら理解していきます。
どのようなことも、受け手側がその価値を決めるしかありません。受け手側の受容能力次第なのです。
だから、こころを成長させるしか、世界を変える方法はありません。
南アフリカ人のギアナは、これまでどんな世界に住んでいたのでしょう。
自分が、この仮想現実の主人公で、周りは自分自身の深層意識の投影にすぎない。
この構造があるからこそ、いつからでも人生は変えられるのです。
それは、本の中のお話ではなく、今これを読んでいるあなた自身のお話です。
本書は第1章から第34章まであります。
一章、一章、順番に読んでいくことで、この世界の有り様に気づいていきます。
まずは、人ごとだと思って気楽に読み始めてください。
皆さまの理解の一助になるよう、これから少しずつ取り上げていきますね。