「生きる」とは変化すること。
長いスパンでみたら変化しないものは何もありません。
特に、私たちが夢を持つと、変化せざるを得ません。
夢を、目標と言い換えてもいいでしょう。
夢を持ったということは、
現在は、夢(=目標地点)の状態ではないということ。
それがGAPです。
人はGAPがあると埋めたくなります。
夢を手に入れた未来の自分を体験したくなるのです。
夢が小さければ、すぐに変化を体験できます。
夢が大きければ、体験するまで少々時間がかかるでしょう。
でも、いずれにせよ日々何かしら変化しないと夢へ到達できないのです。
現在のGAPそのものは問題ではありません。
それは、減らすべき時間と増やすべき時間を教えてくれる指標だからです。
でも、気を付けてください!
せっかくの「夢」が「悩み」に変わってしまうことがあるんです。
それは、夢があるのに行動しないとき。
何も行動しないと、徐々に夢が悩みに変化していきます。
「悩み」とは、思うように状況を動かせないことであり、
何よりも自分自身への不信と落胆です。
行動できない人は、赤ちゃんがお母さんが来てくれるのをひたすら待つように、
他人が動いてくれるのをひたすら期待するようになります。
でも、赤ちゃんが泣いて訴えるように、
やがて期待通りに動かない人に怒りだします。
親でも恋人でも友人でも、人に期待すると必ず不満がでるのです。
もともとのGAPの他に、余分な問題まで作りだして、いつの間にか、夢などそっちのけ。
自分が作りだした悲劇のドラマにはまっていきます。
悩みはこんなカラクリになっているんです。
ダイエットをするといいながら、やせる行動は何もせず、言い訳ばかり。
英語を話せるようになりたいと言いながら、テレビを見ている。
GAPを埋められない自分をごまかすために、もう年だから、もともと才能ないし、
太りやすい体質は遺伝だから、なんて言い出すのです。
すると、そのうち言い訳が現実化していきます。
いずれにせよ行動力のない人は、夢があればあるほど、無力感が増えていきます。
このシステムを薄々知っているために、
夢を持たない(欲望をもたない)ように生きている人もいるんです。
「今、幸せだもん」と言いながら、変化だけは拒絶する。
でも、人生の基本的なルールは、変化です。
うまくいったとしても、ずっと同じままではいられないのが人生。
いつまでも小学生でいられず、強制的に中学生になってしまうように、
何が何でも動かされるときがきます。
動かないと、外側からコントロールされることが増えていくのです。
ああ、究極の悩みは、自分で自分を適切にコントロールできないこと。
せっかくの素晴らしい「夢」を「悩み」にしないためにも、
必要なときに、自分が自分をコントロールできるようになる力が欲しい。
そう、思いませんか?
大人のパワフルな変化に必要なものは、二つ。
知識と決断です。
大人が変化するには、最低限の納得(知識)が必要なのも事実。
逆に理屈がわかったら、あとは決めるだけ。
本気で決めると行動が変わります。
「私は絶対、変わると決めた!」(この、絶対がポイント)
どのように?
それは、未来の自分にお任せなのです。
今日、新しい元号が発表されましたね。
新年度の始まりとともに、いろいろなところに変化が生じます。
春本番!
重い心を脱ぎ捨てるチャンスです。