言葉が同じだからといって、
全員、同じものをイメージしているわけではないですよね。
例えば、電話と聞いて、
←これをイメージする人と、
←これをイメージする人とでは、住んでいる世界が全く違います。
12歳の子どもが言う「愛」と、60歳の大人が言う「愛」も違う。
20歳の青年が言う「自由」と、80歳の老人が言う「自由」も違う。
同じ年齢同士でも、言葉の意味は微妙に違うし、
ましてや、一人の人間でも、時間とともに、ミルフィーユのように層をなして意味が厚くなっていくはず。それが、成長ってこと。
そう思うと、「意味(イメージ)」って、自分が決めている勝手な基準なんですね。
愛、幸福、人生、男、女、父、母、社会、家族、自由、自立、結婚、平等、依存・・・、
一見簡単な言葉ほど難しいのは、抽象度が高いから。
抽象度が高いと、そこに自分の勝手なイメージがくっつきやすくて、
かつ、他の人のイメージと違うと気づきにくいのです。
「愛」の意味なんて、
こんなイメージのままかも(バージョンアップしたい〜!)。
なぜ、愛は難しいのだろう
言葉は無意識に使っているので、
自分の言葉の意味が自分を苦しめていることに気づきにくい。
みんなも同じ意味で使っていると思っているので、
どうして自分だけうまくいかないのかわからない。
「自立」のイメージは?
「一人で生きていくこと」
ええ!? そんなイメージ???
言葉の意味を問い直すことは、前提を疑うということ。
「それは本当にそうなのだろうか?」
前提(常識)を疑うことから、新しい世界の扉が開きます。