どんな問題も、スタートは「傲慢・怠慢・無知」から始まるとフラクタル心理学ではお教えしています。
これは、子どもが古い脳メインで物事を判断するところから来ています。
現在の問題の種は、子どものこころが作ります。
古い脳の判断が、長い時間をかけて現実化した果実の段階を味わうのです。
人や状況が変わっても、同じようなことが起きることがあります。
パターンが変わっていない証拠です。
古い脳のネガティブ面は、「傲慢・怠慢・無知」。
もちろん、訓練されたカウンセラーは、より微細な心理を読み解くことができますが、少なくとも、問題のスタートは、この3つのいずれか(もしくは混合)で起こります。
子どもは子どものメリットしか選ばないからです。
ただ、この理解は、一元論(全意識が現実化する)に立脚することで、初めて実際の効果を発揮します。
現在の問題の原因を、他人ではなく、自分の子ども時代の勘違いの中に積極的に見つける。すると、自律的に出来事に影響を与えられるようになります。
フラクタル心理カウンセリングの主眼はここにあるのです。
ところで、問題となってしまった後では、その体験はただの失敗だったのでしょうか。
そんなことありませんよね。
どのような状態であっても、その状態は悪い(失敗)だけということは決してありません。
病気や失業、離婚であっても、必ず、困難を体験した後では、人になにかを教えてくれます。
それは、思いやり、感謝の心、自立心、行動力、判断力、視野の広がり、リーダーシップ、人生への意欲、希望、特別な技術だったりするのです。
経験は、人生に深い知恵を与えてくれます。
その状態がなければ、身につけることができなかった貴重な宝物です。
ただ、ここでも、注意が必要です。
体験の後で得た宝物も、スタートは「傲慢・怠慢・無知」と知らなければ、身につけた素晴らしい能力や気付きは、ただの美化で終わってしまうのです。
被害者意識を持ったまま(つまり、現象がなぜ起こるのかわからないまま)、「その困難があったから、今の私になれた」と言っている限り、パターンが変わらないので問題は繰り返すことになります。
これでは、せっかく得られた素晴らしい能力を世界のために使えません。
だから、どうしても、問題を起こす思考パターンを変える必要があるのです。パターンを変えるために、さんざん人のせいをしてきた自分を修正します。
その理解の上で人生を振り返ったとき、
「ああ、本当に後悔なんて必要なかった。今までのその癖や考え方は、別のメリットを生んできたから良いことだった。おかげで、◯◯が身についた。◯◯という自分にもなれた。視野が広がった。だからこそ、これからは、別のものを得るために、その癖や考え方を変えて、新しい未来を創造しよう!」
※◯◯にあなたが得た素晴らしい能力や気付きを入れて10回読んでみましょう!
人生に後悔なんか必要ありません。
失敗もありません。
欠点探しなんてしている場合ではありません。
そう言えるのは、加害者はどこにもいない、運命もないからです。
他人のせい、運命があるは、古い脳が生産した嘘。
古い脳は、ドラマが大好き。
悪者をつくって、頑張る自分が大好きなんです。
それしかやり方がわからなかったのです。
さあ、新しい脳はどうでしょう。
そろそろ、昭和のやり方を、やめてもいいころでしょう。
新しい脳の目覚めが待ったなしで始まっています。
とにかく、パターンを変えるときです。
宇宙を抱きしめましょう。