フラクタル心理カウンセラー白石美帆先生 『ひとを変える魔法』(同文館書店)出版!
多くの方は、「思考が現実化する」という言葉を経験則として実感されていると思います。自己啓発の古典、マーフィーの法則などでも有名ですよね。
「○○しようと決めた。そうしたら○○が現実化した」こんな感じです。
先日、フラクタル心理学の講師研修会でのこと。白石美帆先生が、出版までの道のりを感動的にスピーチしてくださいました。心に決めたことが現実化していく過程は、まさに「思考の現実化」の好例として心に刻まれました。
このような「思考が現実化」するお話は、大変わかりやすく納得感があります。多くの成功者が「思考の現実化」は正しいと語ってくれます。
フラクタル心理学ではさらに一歩すすめて「思考が現実化する。100%例外なく!」とお伝えしています。
「100%例外なく!」!?
このシンプルな言葉があることで、世界がひっくり返ります。
「思考」という言葉は、「自覚的に考えや思いを巡らす行動」という印象がありますから、よく考えてみると「思考した覚えありませんけど」という例外がいっぱいあることに気が付きます。
例えば、自分にとってネガティブな現象をわざわざ思考するはずがないし、そもそも、この親の元に生まれようと思考した覚えもありません。だから、「思考が現実化」すると言っても、都合の良い結果が出た時にしか使えません。思う通りにならないとき、「思考が現実化しました!」などと言う人はいないわけです。
あなたがとても若いなら、「そんなこと考えるより、行動だ〜!」でいいと思います。
でも、「なぜ制限された中で人はもがいているのだろう?」、「どうして私は思うように生きられないのだろう?」。こんな問いが生まれてきたとき、「思考が現実化する」と「100%例外なく!」が脳内で矛盾なく使える方法があると覚えておいてほしいのです。
そのために、「思考」を「意識」と読み替えておくと便利です。
「意識が現実化する。100%例外なく!」
意識という言葉を使うことで、2つの側面を説明できるようになります。
心理学が好きな方なら、「表層意識」と「深層意識」と聞いたことがあるでしょう。これが「意識」の2つの側面です。
私達が普段、自覚的に思考しているのは、わずか5%の表層意識の部分と、記憶として取り出せる浅いレベルの深層意識です。
でも実は、深層意識は95%ほどあって、それは通常まったく認識できません。パーセンテージはどうでもよくて、認識できない部分がほとんどだということを知ってほしいのです。
「意識が現実化する。100%例外なく!」
つまり、「全意識(表層意識+深層意識)が現実化する」と言っているので、量が多い無意識ほど現実化していくということになります。だから、「思考した覚えがない」ことだらけというのは人間の実感としては正しいのです。
そして、自分が思考したことをはじめ、思考した覚えがないことも、私達は他人や環境という形(定義)で体験し、感情を波立たせているのです。
『ひとを変える魔法』は、まさにこれを踏まえて、他人(自分の深層意識)を変える方法が書かれています!