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賢者タウの心理学教室 中間子の人生の目的を読み取れ!

K=賢者タウ(フラクタル心理学研究家)

 

S=サトル(フラクタル心理学を勉強中)

 

 

 

 

 

第一子=ジェニファー

中間子=モニカ

末子=レイチェル

 

 

 

 

 

K: さて、第一子、末子ときたら、次は誰じゃ?

S:待ってました!  いよいよ一人っ子ですね!! 
ボク楽しみにしていたんです!

K: まだ、中間子がおるじゃろう。

S: ああ、そうだった!
モニカ! クールで自由な女!

モニカ is so cool!

中間子=モニカ

 

 

 

 

 

S:でも、正直、モニカが一番わからないんです。
ツンデレというか。

K: そうじゃのう。
いつものように位置を考えてみるがよい。

中間子も最初は末子じゃ。
だが、下の子が生まれたとたん、
第一子と同じ悲哀を味わうのじゃ。
年子で下の子が生まれるとさらに悲劇じゃな。
第一子のように親を独占した記憶もない。
だから絶対的なプライドもない。
そうかといって、末子のように甘えることもできない。

3人以上兄弟がいると、
物理的に親が一人一人に時間をかけることはできない。
「誰にも必要とされていない」というのが
中間子のトラウマなのじゃ。
中間子は子どもの頃
「自分だけ脚光を浴びた」という経験がないのじゃ。
それは性格形成に独特な影響を与える。

例えば、親の注目を集めたいと思ったら、
できるだけ他の兄弟と違うことをやって目立つしかない。
自分がやりたいことをやるというより、
人と違うことをやるということが、
行動の基準になってしまっている中間子もおるぞ。

S: へー、なんだかかわいそうですね!! 
地位も保護もないなんて、損ばかりじゃないですか! 

K: いやいや、それは違うぞ。
デメリットしかないところにわざわざ人は生まれないぞ。

S: だって、地位もない、保護もないって、
他に何かあったかな……。

K:おまえにはない価値観があるのじゃ。
人生の3つの目的を思い出してみるがいい。
人間が欲するものはなんじゃ。

S: 地位(財産)と保護(愛)、
それと……、あ!
わかった、自由ですね! 

K:その通り!

親にかまわれることが少ないということがメリットなのじゃ。
親という支配者がいないから、
中間子の頭の中は自由な空想で一杯じゃ。

つまり、中間子は、自立的、個性的な
発想ができるようになる訓練を
小さい頃から積んでいるのじゃ。

S:ふ~ん…、それがメリットなんですか?

K:中間子は、家族に期待することを
早い段階であきらめている。
ここは自分の居場所じゃないと、
どこかで思っているんじゃ。
もちろん、そうやって家族とは距離を保っても、
根は寂しがり屋だから、社交的なんじゃがな。

この微妙な心理、おまえにはわからんじゃろうなあ。

まあ、裏を返せば、指図されるのが大嫌いだから
中間子に生まれるのじゃ。
イメージは革命家じゃな。
既存のルールを打ち壊したいのじゃ。

中間子は、おもいっきりわがままじゃが、
末子のわがままさとは種類が違う。
中間子は自由のために、保護を捨て、責任を取る。
主流から距離を置くことで、
新しい価値をつくりだそうとする。
自分の考えで生きようとするからわがままに見えるのじゃな。

S: なるほどねぇ……。
だから、モニカはクールなんですね。

K: 中間子は、もっと自分のユニークさ、
価値をしっかり認めることじゃ。

自由のために、自分が親を拒否したのじゃ。
それが理解できたら、もっと自分の在り方に確信が持てる。
第一子も末子もなしえないことを中間子はできる。
そのユニークで自立的な意識は、一陣の風。
その視点が、やがて、家族に新しい価値をもたらすのじゃ。
自由とは可能性じゃ。

S:なるほど。モニカのあの魅力は、
自立心から来るのですね。
生まれた順位によってこれほど違うとは驚きです。

今回も勉強になりました!

中間子=モニカ

 

 

 

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