以下は、人が普通にたどる心のプロセスですが、このプロセスは、この仮想現実の世界では、時間軸上では歴史として投影されると同時に、空間軸上では世界の国々の状況として投影されています。
ステージ1 爬虫類脳
ステージ2 ボスザル脳
ステージ3 平民ザル脳前期(チンピラザル脳)
ステージ4 平民ザル脳後期(奉仕ザル脳)
ステージ5 人間脳
理想は、すべての段階の脳を持ち、進化した脳がそれらを支配して、それらを必要に応じて使えるようになることです。
なにかに苦しんでいる場合、それはだいたい深層意識の中にまだ大量にいる、ひとつ前の段階の小自分(自分の意識のカケラ)が悪さをしているのです。
一色真宇著『こころの進化の6つの段階』 第16章 心の進化の5つの段階
昔、前世がわかるという人に、
「あなたは中国の姫君だったころ、自分の国を救うために政略結婚したのに、結局滅ぼされてしまった。それで失意のうちに死んだ」
と言われたことがありました。
「ああ、だから今生でこんなに罪悪感が強いのね」とそのときは思ったものです。
ですが、どれほどセラピーをしても、どれほど許されても、もちろんすっきりするわけはありません。
本人はまじめに苦しんで、もがいていているつもりです。
そこに、未熟な定義のままの「絶対、生まれてきた目的(使命)を果たす。それ以外はしない!」が、追い打ちをかけます。
自ら、ステージ5へと進むチャンスをつぶし、ステージ3と4の間を長いこといったりきたりしていました(サルのまま解決策を探す)。
あの頃は、「無条件の愛(許し)」が人間の最終段階と思い込んでいたのです。
しかし、もちろん間違いなので、すっきりしない毎日です。
それでも、
私にはそこを突破するという強い願いだけはありました。
とうとう、悪魔の声が頭に響いたのです。
いい加減に美化をやめなさい!(by 神の声)
周りの人から当たり前に盗んで(依存して)、何もしない自分を許そうとするから苦しいんだ! 犠牲になっているフリをしているから、いつまでも恨みを手放せないんだ! 美味しいところだけしようとするから、不自由なんだ!
いい加減に美化の仮面をはずせ〜〜〜!
はい。(ToT)
私は最後に負けを認めました。
サル脳は勝ち負けの世界に住んでいます。
だから、負けを認めるのはすごく悔しいのです。
まさに、罪悪感こそ、成長(変化)を促す起爆剤です。
思考が現実化します。だから、心の成長以外に世界を変えることは不可能だったのです。
あれこれと言い訳はいりません。
謝罪して、心を修正して、前に進むだけ。
滅ぼされる国も滅ぼす国も両方とも私の王国でした。
私たちは、このような成長プロセスを、歴史や世界の状況に投影して見ています。