AI(人工知能)など様々なテクノロジーの進展で、社会が変化していくと言われています。
どうやら、今年に入って、変化はさらに加速しているようです。
このような転換期では、巷に大量の情報が氾濫します。テクノロジーの発展がそれを後押しするので、玉石混交の情報が溢れ、どうしても不安が生まれやすくなります。
マスクの買い占めなど、不安から不安が作られていきます。
どうやら、今、情報(テクノロジー)を受取る側のこころの在り方が問われているようです。
テクノロジーが発展する時代は、同時に、こころの在り方もバージョンアップが必要です。
でも、どうしたらいいのでしょう。
前向きに考えればいいのでしょうか。
現代では、ネガティブは嫌われますから、怒り、不安、悲しみ、イライラ、嫉妬など、負の感情を見せない人が多く、そんな感情はないとすら思っている人もいます。
感情を抑圧して、無視することに現代人は慣れていますが、昨日まで確かなものが揺らぐ時代には、ただ抑圧しているだけでは足りません。
つまり、ポジティブシンキングだけでは足りないのです。
外ではニコニコ、内ではイライラ。
負の感情を、嫌なもの、怖いもの、恥ずかしいものと思っていると、本質に気づくことができなくなってしまいます。
仕事でもプライベートでも、人間関係あるところでは、感情が容易に生まれます。さらに近頃は、先行きの見通しがつかない出来事が増えているので、常に漠然とした不安を感じている人も多いでしょう。
人かもしれないし、ニュースかもしれません。
何かが感情を発生させたのです。
通常は、対象の方を問題視します。
でも、事実は逆です。
本当は、もともと持っていた「信じ込み」という型が対象の中に投影され、それが反応したのです(人は深層意識の鏡)。
強く感情が動いているときこそ、自分の核心の信じ込みが刺激されているのです。
それは、今では機能不全を起こしていて、気づいてもらえることを長い間待っていたのです。
だから、感情を無視してはいけません。だけど、感情に価値を置きすぎてもいけないのです。それは、恐れるものではなく、実体のない波にすぎないからです。
感情が発生することで、自分の「信じ込み」がようやく対象化できます。
少なくとも同化から脱出できたわけです。
このように俯瞰して見るクセをつけることで、感情に飲み込まれることが減っていきます。
そのとき必要になるのが、「思考が現実化する。100%例外なく」という全く新しいマインドセットです。これがなければ、対象自体が問題視され、被害者意識から逃れられません。
負の感情が発生したときは、古い信じ込みを手放す好機。
しかし、一人で考えていてもよくわかりません。
だからフラクタル心理学には、LDPという手法があります。
モヤモヤとした実体のない感情から、フラクタル構造を使って、気付きを得ていくのです。
「思考が現実化する」ので、「信じ込み」が現実化します。
感情は信じ込みを特定するトリガーであり、それ以上の役割ではありません。そこに気づき、人のせいや運命のせいを卒業することが、感情コントロールのポイントとなります。
感情コントロールとテクノロジーは、時代の両輪です。