やろうと思っていたのに、また今日もやらなかった。
そんな経験、ありますよね?
心は一枚岩ではありません。
・リスクをとってでも成長したい自分
・ぜったい変わりたくない怠け者の自分
それらが、心の中で綱引きをするので、どちらにも動けない。
まるで、アクセルとブレーキを同時にかけているような状態。
これでは消耗します。
ここで、忘れてはいけないのは、
・綱引きの間で揺れている、日和見な自分がいるということ。
突破口は、この「日和見な自分」を、「味方」にすることです。
今回は、それを可能にする、拍子抜けするほどシンプルな方法をご紹介します。
この方法を最低1か月続けてみてください。
◆まず知っておいてほしいこと
心は、放っておいても変わりません。
何もしなくてもよい方向へ変わってくれるというのは、都合の良い幻想です。
心は「意図(方向性)」と「繰り返し」によって変化していきます。
だからこそ、ストレスなく、軽やかに続けられる習慣が大切なのです。
特に「日和見な自分」には、シンプルな働きかけがよく効きます。
◆ 今夜からできる、最も簡単な方法
今晩から始められる、夜と朝でワンセットのワークです。
夜、寝る前のワーク
布団の中で目を閉じたら、「今日、よかったこと」を必ず3つ思い出してみてください。
どんなにイヤなことがあった日でも、小さなことで十分。
・面白そうな本を見つけた
・気になっていたメールに返信できた
・ふと見上げた夕焼けに妙に感動した
・気になっていたことを調べた
私たちの脳は、探したいものを見つけ出す装置です。
意識するものを必ず見つけ出すようにできています。
それは、創造するのと同じ意味。
このワークは、「良いもの」を作り出す脳の回路を太くしてくれます。
3つ思い出したら、おやすみなさい!
朝、起きたときのワーク
翌朝、顔を洗ったら、そのまま鏡の中の自分に、にっこり笑いかけます。
どんな朝でも、口角をちょっと上げてみるだけでも大丈夫。
最初は心がともなっていなくてもいいのです。
形が先で、心はあとからついてきます。
器にそった心に必ずなっていくのです。
そして、こう言ってください。
「私は準備ができている」
このたった一言が、自分の中のスイッチを静かに押してくれます。
◆ 簡単なことほど、大切なこと
人は、難しいことはありがたがるのに、
簡単なことは「たいしたことない」と思いがちです。
でも実は、本当に大きな変化は、「小さな繰り返し」からしか生まれません。
夜から朝へ、朝から夜へ。
この小さな循環が、「日和見な自分」を前向きに行動できる自分へと変えていきます。
うっかり忘れても、また今日から始めればいいだけ。
何度でも気づいたときから始めればいいだけです。
◆ 三日坊主を繰り返せ!
三日坊主は、悪者みたいに言われますが、
「三日できる」ことは、実はすごいこと。
三日坊主も繰り返したら、すぐに1か月になります。
継続できる人達は、最初から意志が強いわけじゃありません。
何度もやり直せる人たちです。
繰り返しあきらめない。
それこそが、脳の奥に「私はできる」という回路を作ってくれます。
◆ 心が前を向き始める
夜、その日あった良かったことを3つ考えてから眠る。
朝、鏡の前で自分ににっこり微笑んで「私は準備ができている」と言う。
1か月続けてみましょう。
たったそれだけで、日和見の自分は前を向き始めます。
そして、心が前を向き始めると、
「もっと、やってみようかな」と自然に思えるようになります。
そして、ある日ふと気づくのです。
以前の自分よりも、行動できていることに。
けっこう、意志が強くなっていることに。
◆ 最初からできる人なんて、いない
笑顔だって、はじめから得意な人はいません。
それは、繰り返すことで身についていく「筋肉」みたいなもの。
続けられる人も、
最初はみんな、「日和見の自分」がたくさんいました。
もっと気軽に、やってみる。何度でも、繰り返しやってみる。
小さなステップを繰り返すことで、循環が始まります。
循環を意識してみてください。
◆ 日和見な自分が、積極的な自分になっていく
何かがあるから幸福なのではなく、私たちはすでに根本的に幸福です。
「日和見の自分」が動きやすくなると、それを実感しやすくなります。
循環が始まると、人やチャンスが舞い込み、流れが加速していきます。
まずは、難しく考えず、とりあえず3日間。
今夜から、小さな輪を回していきましょう!