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どっちを選ぶ? 三日坊主を超える心の仕組み 

「明日から朝6時に起きてマラソンをしよう!」

決意に満ちた夜を過ごした翌朝。
目覚ましが鳴った瞬間、スッと起きられれば理想的なのですが、
現実は少し違います。

「昨日は遅かったし、もう少し寝かせて」
「雨も降ってるし、今日はやめておこうかな」

そんな心の声が綱引きを始め、
2日、3日とたつと、いつの間にかやる気がしぼんでいく。
やがて「そもそもマラソンって必要?」という疑念さえ芽生えてしまう。

こんな、経験ありませんか?

心の中で燃え上がった意欲が、気づけば煙のように消えている。

くすぶった炎の後に残るのは、自己嫌悪だけ。

目次

心は、一枚岩ではない

ここで大切な前提があります。
それは、「心は一枚岩ではない」ということ。

私たちはつい「自分は一人の人間」と思いがちですが、実はそうではありません。

たとえば、身体はひとつと言えるけれど、実際は約37兆個の細胞の集まりです。
それと同じように、心の中も「たくさんの小さな自分」が寄せ集まっています。

その中には―

  • 前向きで意欲的な自分
  • 絶対に変わりたくないと抵抗する自分

それらは声が大きいのでわかりやすいのですが、あまり目立たない存在もいます。
それを、「日和見の自分」と呼ぶことにします。

実は、この目立たない「日和見の自分」が、継続のカギを握っていたりします。

「日和見の自分」とは?

「日和見」とはもともと、天気の様子を見て行動を決めるという意味。
転じて「情勢を見ながら有利な方につこうとする態度」のことを指します。

心の中にも、明確に意志を示さない「どっちつかずの自分」が存在しているのです。
彼らは声は小さいけれど、実は主流派(サイレントマジョリティー)です。

ということは、この「日和見の自分」が「よし、やろう!」と同じ方向を向いてくれれば、
細き流れが大河となり、習慣化できるようになるのです。

日和見の自分を味方にするには

では、どうすればこの日和見の自分を味方にできるのでしょうか。

たとえば、あなたが「その気になった」ときを思い出してみてください。

たとえば、こんな瞬間

  • 軽い気持ちで入った店で、素敵な店員さんに勧められて思わず買ってしまった
  • 「みんな持ってるよ」と聞いて、つい手に取ってしまった
  • 明るく前向きな言葉を何度も見聞きして、気分が乗ってきた
  • 「思ったより簡単そう」「やって損はない」と感じたときに、自然と動いていた

これらは、日和見の自分が「その気」になった瞬間です。
つまり、日和見の自分は、

  • 背中を押してくれる人がいるとき
  • みんなと一緒という安心感があるとき
  • メリットが大きく感じられるとき
  • リスクが小さいと判断できるとき
  • 継続的に前向きな刺激を受けたとき

に、動きやすくなるのです。

感動が、風向きを変える

さらに、日和見の自分に効くのは「感動」です。

映画を観たとき、本を読んだとき、誰かの言葉に胸を打たれたとき、
ふと見上げた空の美しさに、なぜか涙がこぼれてきたとき。

そんな瞬間、心の奥で何かが動いて、
「私も変わりたい」と思えたりすることはありませんか?

日和見の自分は、安心・安全だけでなく
心がふるえたときには、大きく舵を切るのです。

しかし、ジャイアンのような声の大きな存在がそばにいると、
彼らの意欲はすぐにかき消されてしまいます。

だからこそ、普段、どんな情報や人に触れているかが重要です。
無駄に不安をあおる情報に触れていると、「日和見の自分」はどんどん消極的になっていきます。

三日坊主を超えるには

さて、三日坊主で終わってしまうとき、
実は「行動のメリット」が心の奥の“日和見な部分”にまで十分届いていません。

「なぜやるのか」「やったらどう変わるのか」

どのような素晴らしい未来へつながるのか。
メリットがあまり感じられないのです。

新たな行動はストレスでもあります。

だからこそ、普段から、心の中の多数派である「日和見な自分」を励ますことが大切。
そもそも基本的な活力が足りないと、継続は難しいのです。


心の中に安心感や幸福感を増やしておくことで、
何か新しいことをやりたいとき、日和見な自分を味方につけやすくなります。


次回、「日和見の私」を、前向きな仲間にする方法をさらに深掘りしていきましょう。

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